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2024/07/16

立体手漉き和紙の一輪挿し / 和紙工房「りくう」

中川政七商店のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

淡雪を思わせる和紙の一輪挿し

 

 

「立体物に和紙を漉く」という挑戦から生まれた和紙の一輪挿し。

3Dプリンタで作った立体の骨組みに、和紙の原料・楮と鉱石のゼオライトを混ぜ合わせた溶液を漉いています。淡雪のような和紙の繊細な表情は、活ける植物を静かに引き立ててくれます。

 

 

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・置き型 7,920円

 

 

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・吊り型 7,920円

 

 

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素材や表現の幅が広がっている3Dプリンター。

今回は、非常に丈夫で、かつ自然に還る樹脂素材でベースを出力しました。真鍮の持ち手がしっかり固定できるように、穴の位置などミリ単位で調整しています。

 

出力されたベースを、一つひとつ手で少しずつ漉いて、天日干しで乾かして、何度も繰り返します。曲面になっていることで、すべての面に遷移を定着させることが非常に難しく、技術と根気のいる作業です。

 

 

◎和紙工房「りくう」◎

愛媛県西予市宇和町に和紙デザイナー佐藤友佳理さんが開いた工房。
立体物に和紙を漉くという挑戦のため、3Dプリンティングを取り入れています。和紙の原料である楮(こうぞ)に、自然の鉱物であるゼオライトを加えた新しい素材で、透明感のある質感や、調湿などの効果を和紙に付与しました。最終的には一つひとつ人の手で丁寧に漉き、乾かして作成。和紙の持つ繊細な風合いはそのままに、表現の幅を広げています。

 

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

 

中川政七商店
AMU 1F
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